【はじめに】

「住宅ローンを組むと税金が安くなるって聞いたけど、仕組みがよくわからない…」
そんな声を、実際のお客様から本当によく耳にします。

この記事では、不動産購入時に必ず知っておきたい「住宅ローン控除」について、やさしく・分かりやすく解説していきます。実際の相談事例も交えながら、「誰が・いつ・いくら戻ってくるのか」がイメージできる内容になっています。

【登場人物】
Aさん(30代夫婦):初めてマイホーム購入を検討中
私(不動産会社スタッフ):宅建士・FP資格を持つ営業担当

【会話形式:ある日のご相談】

Aさん:「住宅ローン控除って、どれくらい得するんですか?」

私:「簡単に言うと、“毎年の所得税と住民税が安くなる制度”なんです。例えば、年末のローン残高が2,000万円あれば、その1%=20万円が控除されます」

Aさん:「20万円も!?それって何年も続くんですか?」

私:「はい、通常は10年間(※条件付きで13年間)続きます。つまり最大で200万円以上の減税が受けられる可能性があるんですよ」

Aさん:「なるほど、でもうちは中古住宅を考えてて…それでも使えますか?」

私:「大丈夫です。中古住宅でも“築年数”や“耐震基準”を満たせば対象になります」

【ポイント解説】

住宅ローン控除の基礎情報(2025年版)

控除率:年末ローン残高の1%
控除期間:原則10年間(条件付きで13年間)
最大控除額:年20万円(長期優良住宅は40万円)
対象者:合計所得2,000万円以下の人
対象物件:床面積50㎡以上(一定条件で40㎡以上も可)
その他条件:自らが住む住宅であること/登記・入居が期限内に完了していること

 

【よくある誤解Q&A】

Q. リフォームでも使えるの?
→ はい。一定規模の増改築(耐震・省エネ・バリアフリー等)であれば対象です。

Q. 年収が高いと使えない?
→ 年収というより「合計所得が2,000万円を超えると対象外」になります。

Q. 申請はどうやるの?
→ 初年度は「確定申告」が必要です。2年目以降は年末調整でOKです。

【まとめ】

住宅ローン控除は、**マイホーム購入者にとって非常に大きな“減税メリット”**です。知らないまま手続きを忘れてしまうと、最大200万円以上の損になることも…。

これから家を買おうとしている方は、制度の条件・対象期間を早めに確認しておくことがポイントです。気になることがあれば、不動産会社や税務署、または私たちのような宅建士・FPがいる窓口に気軽にご相談ください。

 

ブログ監修:日比幸平

保有資格:宅地建物取引士・ファイナンシャルプランニング技能士2級 他

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